【ニュース】在留特別許可が「申請制」に 入管庁、難民認定と分離

コロナ禍の中、10月から入国規制を緩めるというニュースとともに上がってきたニュース。

記事前段

本来なら強制送還となる外国人の滞在を、日本人との結婚といった事情を考慮し、法相が例外的に認める在留特別許可(在特)について、出入国在留管理庁が、本人からの「申請制」に改める方向で準備を進めていることが3日、分かった。

元記事→https://news.yahoo.co.jp/articles/adf9da3c83c71ba09c6d6a0da953361b529d5c51

 

【良い・悪い】はともかく、この法案が成立するとちょっと空気が変わりそう。

出頭して請願するというハードルの高い現行制度が、申請でもビザを得られる可能性がある制度に変わるとすれば、入管へ出向くハードルが下がって潜っている人を減らせるというメリットがある反面、偽装結婚など不正に走る人が増えることが予想される。

2010年ごろだったか、通常の手続きで申請する結婚ビザでの呼び寄せが尋常ではない厳しさ(本気の結婚をしているのに、少しでも疑わしいと不許可になる)だった。当時は「普通に結婚ビザを取得するより、在留特別許可を得る方が容易なのではないか」とさえ言われ、観光で入国して結婚相手を見つけ(あるいは最初から結婚相手がいる)、意図的にオーバーステイになって在留特別許可を得ようとする人がいたほどだ。

査証免除の短期で入国できる人が増えていることを考えると、当時の二の舞になるのでは・・と懸念もある。

通常の手続きで申請する結婚ビザが、あおりを食って昔のような尋常でない厳しさにならなければいいけど。。

申請ということは、行政書士が取り次げるようになるのかな。

 

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Author

福島(Fukushima) 竜太(Ryuta)
福島(Fukushima) 竜太(Ryuta)入管手続専門行政書士(Certified Administrative Procedures Legal Specialists/Immigration Consultant)
aroi行政書士事務所 代表行政書士(東京都行政書士会所属)
アジアランゲージセンター(株) 代表取締役
群馬県渋川市出身
大東文化大学国際関係学部(タイ語選択)卒業後、タイ・バンコクに2年間駐在
日本語教師・日本語学校事務(留学ビザ手続担当)を経て2009年10月行政書士登録

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