大学の卒業証明書の代理取得

今日は一時帰国中のお客様から、卒業した大学の卒業証明取得のための委任状が届いたので、早速大学へ申請書と共に郵送。

こちらのお客様は、「留学」から「就労」へのビザ変更申請中に一時帰国したところ、自身の国と、その後は日本の両国でコロナ感染が拡大して日本に戻れなくなってしまっています。

もともとの留学ビザの期限にはまだ余裕はありますが、いつ日本に戻れるかまったく予想できない状況なので、ご本人が日本に戻る前に私が代理受領することにしました。

本来は、外国人ご本人が日本国内にいるときでなければ、たとえ私達行政書士が取次ぐ場合であっても、申請と許可後の新しい在留カードの受領はできません。

が、今は非常時なので、入管も柔軟に対応しています。所定の委任状があれば、申請を取次いだ行政書士等が代理で許可後の在留カード受領ができる運用になっています。

ただ、今回のお客様は、入管あての委任状だけでは手続きができません。
というのは、このお客様は3月まで日本の大学生(留学生)で、卒業が変更許可の条件だったため、在留カード受領には大学の卒業証明書も必要なのですが、卒業前に一時帰国して日本に戻れなくなってしまっている状態・・つまり、実質的に卒業はしているものの、卒業証書を受け取ることはできていませんし、卒業証明書を発行したこともないのです。

そこで、通常は対応していないのですが、今回は当方で大学卒業証明書の取得することにしました。

大学が岡山県と遠隔地なので少し手間は増えますが、国外でどうすることもできずに不安で一杯のお客様を安心させることができればと思います。

その後は岡山へ行って在留カードの代理受領ですが・・いつもなら、出張の時は、ご当地のおいしいもの食べたり飲みに行ったりするのが楽しみなのですが、今回はさすがにそういうわけにはいかないですね。

早く終息してほしいなあ・・

Author

福島(Fukushima) 竜太(Ryuta)
福島(Fukushima) 竜太(Ryuta)入管手続専門行政書士(Certified Administrative Procedures Legal Specialists/Immigration Consultant)
aroi行政書士事務所 代表行政書士(東京都行政書士会所属)
アジアランゲージセンター(株) 代表取締役
群馬県渋川市出身
大東文化大学国際関係学部(タイ語選択)卒業後、タイ・バンコクに2年間駐在
日本語教師・日本語学校事務(留学ビザ手続担当)を経て2009年10月行政書士登録

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